のぼりは用途や設置場所によって文字も字体が変化します。
伝統芸能に用いられるのぼりでは江戸文字が好まれており相撲のぼりに一般的に使用されている字体は江戸文字の一種であり相撲文字として一般に広く知られていますが正式には根岸流と呼びます。
歌舞伎のぼりに使用されている自体はやはり江戸文字の一種であり芝居文字と呼ばれており勘亭流と言います。
他にも余席などで使用されるのぼりでは寄席文字と言われる江戸文字の橘流を使用しています。
神社のぼりでは太楷書体で書かれる事が多く江戸文字の使用も好まれています。
最近ではコンピューターにデータを取り込み印刷をする事が可能になった事から、のぼりに使用されている字体は様々なものを使用する事が可能であり目的や設置場所等に合わせて好みの字体を用いる事が可能です。
のぼりの人気の字体は相撲体、太楷書体、行書体、髭文字、ゴシック体などが人気ですがやはり用途に応じて人気の自体も異なっています。